LaFerrari

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エアロダイナミクス

The LaFerrari has an extremely compact frontal section

エアロダイナミクスは、「ラ フェラーリ」の比類ないパフォーマンスにおいて、非常に重要な役割を担っており、F1 技術をフェラーリの市販モデルに採用するという、さらなる前例を生み出しました。エンジニアたちは、他のいかなるロードカーをも凌ぐ秀でた空力学的効率を実現することを目標に「ラ フェラーリ」を開発しました。フェラーリのスタイリング・センターは、エアロダイナミクス部門との緊密な共同作業により、CFD(流体解析) とF1 ウィンド・トンネル施設を惜しみなく活用することで技術的な問題をクリアしました。その技術によって、デザインと機能性を完璧なバランスで調和させ、車体の周囲を流れる空気を最大限に活用するフォルムを仕上げました。その結果、空気抵抗係数は3 に近い数値を達成しています。このデザインを極めて革新的なものとしているのは、車輌の他のダイナミック・コントロール・システムとシームレスに統合するように設計されたアクティブ・エアロダイナミクスです。これにより「ラ フェラーリ」は素晴らしいトータル・パフォーマンスを実現しました。車輌の制御系とダイナミック・パラメーターとの統合により、エアロダイナミクスをアクティブに無段階で調整し、ダウンフォース、およびその前後デバイス間でのバランスを最適化します。このような方法によって、「ラ フェラーリ」は、最大のダウンフォースと最小限の空気抵抗係数をあらゆる速度域、運転条件下で両立させています。低い車高と狭く設計された横幅により、「ラ フェラーリ」は極限までコンパクトな前面投影面積を備え、空気抵抗を抑えています。先の細いグリーンハウスのようなボディ側面のフォルムによって、リアの冷却用インテークへの気流が最適化されます。フロント・ウィングは、スプリッターで発生するピッチングに過敏に反応するというネガティブな影響を抑制し、大きなダウンフォースが得られるように設計されています。フロント・ボンネット中央にはエアベントが広がり、フロント・ラジエーターからの熱気はここから排出されます。エアベント中央のフラップは、ベントからの気流がボディワーク上を剥離せずに流れるようコントロールし、乱気流の発生を抑制するとともに、ベント後方エリアの空気抵抗を減少させます。

Aerodynamics play an essential role for the design

また、フロント・スポイラーはボディ表面の空気の流れをエア・アウトレット前に誘導し、空力学的効率を向上させると共にボンネット前方エリアに圧力をかけてダウンフォースを発生させます。フロントのホイールアーチ後方の貝殻状の切り欠きは、ホイール周囲からの気流の除去を促進し、フロント・ディフューザーの効率を高め、ダウンフォースを増加させます。フロント・ホイールアーチで空気の流れは下方を向き、ドアの溝に沿ってリアのラジエーターに流れます。車輌の後部では、リアホイールアーチ上にレイアウトした一組のエンジン・エアインテークがダイナミックなラムエア効果を発生させ、エンジン出力を5 CV ほど引き上げています。

A central flap helps keep the airstream close to bodywork

一体構造のリア・セクションとスポイラーは、最大のダウンフォースが得られるように設計されています。車体下部の開発作業は、空気の流れを完全に制御することを目標に入念に進められました。ここには、ダウンフォースの増加と、エアロダイナミクスの効率を上げるボルテックス・ジェネレーターなど、F1 マシンから数々の先進的な技術がダイレクトに導入されています。車体の前方中央に設置されたエア・ダムは、スポイラーとアンダー・ボディ前方の効率を向上させます。また、ホイール前方のエリアには、いくつかの可変膨張特性を持つディフューザーとホイール周辺の空気の排出を促進させるバーチカル・フェンスが組み込まれています。

Optimize the airflow under the car

車輌のアンダー・ボディに装備されるアクティブ・エアロダイナミクス・パッケージは、車体下部の空気の流れを完全に変えてしまうため、非常に重要な役割を担っています: